33年目となる2021年度教育全国署名スタート集会が、7月9日、星陵会館と全国各地をオンラインでつないで開催され、全国各地から多くの参加がありました。
基調報告では全国私教連の葛巻書記長が、国の予算の問題点など指摘し「私学助成の拡充や少人数学級のさらなる前進など、学ぶ権利を保障し、ゆきとどいた教育を実現する運動をさらにすすめましょう」と呼びかけました。講演では和光大学の山本由美さんが、少人数学級前進の展望、新自由主義に対抗するシカゴの教員組合のたたかい、ゆきとどいた教育に逆行する国の「地方創成」の危険性などを語りました。
他にも特別報告などで、高校生や保護者から学校や地域での署名のとりくみについて、コロナ禍のもとでも工夫してとりくんできたことや、今年さらに運動をすすめる決意や思いが話されました。
最後に集会アピールを採択し、2021年度は少人数学級のさらなる前進や教育予算増、特別支援教育の充実など、ゆきとどいた教育をさらに前進させることをみんなで確認し合い、集会を終えました。