『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年12月号 11月20日発行〉

【特集】登校拒否・不登校から見える景色――安心できる居場所がほしい

  • 全教共済
ニュース

高校教育研究委員会 2017年度 第2回公開研究会

高校次期学習指導要領について
~すべての高校生の学び・成長を保障する高校教育を~

■日時:10月14日(土)17001900

■会場:全国教育文化会館 7F会議室

■報告者:植田健男さん(名古屋大学教授)

          佐々木准さん(大東学園高等学校教頭)

 文科省は2017年度中に高校次期学習指導要領を告示するとしています。すでに改訂された小学校・中学校と同じ流れに沿った改訂がおこなわれるものと考えられます。政府・財界が求める「グローバル人材育成」をすすめるため、高校・大学教育とその間をつなぐ大学入試を一挙にかえようとしています。そのため学習指導要領の改訂も英語教育の「強化」を求めています。同時に、新科目「公共」を通じて、小中学校の「特別の教科 道徳」と同様に特定の価値観を押し付け、「戦争する国づくり」をすすめるねらいを鮮明にしています。これに対し、目の前の子どもたちの実態から出発して教育課程づくりをすすめることがきわめて重要となります。

 では、いま何がもとめられているのでしょうか。一つひとつの学校から教育課程づくりすすめるために、私たちは何を考えなければならないのか。また、高校生や保護者、地域とともに開かれた学校づくりをすすめる上でも教育課程づくりを視野に入れた実践が求められています。理論と実践を学び、大いに議論し、今後のとりくみにつながる研究会としましょう。

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