「奨学金問題を考える ~何としても給付制奨学金の実現を~」
誰でも参加できる公開研究会です。
奨学金制度のあり方について 一緒に考えましょう。
■日時:6 月25日(土)18:00~20:00
■会場:全国教育文化会館 1F共済会議室
■報告者:大内 裕和さん(奨学金問題対策全国会議代表:中京大学)
岡村 稔さん (奨学金の会事務局次長:日本学生支援機構労組)
文科省は、2017年度の大学等への入学生から「新たな所得連動返還型奨学金制度」を導入しようとしていますが、有利子奨学金への対象拡大や返還免除の仕組みを設けてほしいなどの願いには背を向けたものになっています。それどころか、収入がゼロでも2000円からの返済を求めたり、返還者が被扶養者になった場合には、扶養者のマイナンバーの提出を求めて返還を強めたりしようとするなど、改悪につながる内容が数多く含まれています。
給付制奨学金の実現を求める国民の声の高まりに対して、文科大臣をはじめ、安倍首相も実現に向けた動きについて言及せざるを得なくなっています。
大学の格差拡大を助長する「延滞者の多い大学名の公表」も予定されています。奨学金の「教育ローン」化に反対し、権利としての教育の保障を求めるとりくみを強めていくことが必要です。
給付制奨学金実現等にとりくんでいる2つの団体から報告していただきます。