1/31~2/1、静岡県伊東市にて、全国青年学習交流集会「TANE!」が開催され、200人を超える青年が集い、学び、交流しました。
2009年から開催している「TANE!」。今年は6回目の開催です。1日目は全体会と校種別・テーマ別分科会がおこなわれました。
全体会の講師は渡辺雅之さん(立教大学講師・元埼玉県中学校教員)です。「教室と社会に架け橋を~希望の教室を日本中に!」というテーマでお話をうかがいました。ヘイトスピーチやSASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)のデモ映像を見ながら、今、社会はどのような状況なのか、そして私たちは教室で子どもたちに何を伝えるべきなのかをグループトークも交え、学び合いました。
分科会では、小学校・中学校・特別支援・高校の分科会に加え、今年は新たに「ネット社会と子ども」、「震災後の子どもたち」の分科会2つを設けました。子どもたちのLINE等のやりとりについて参加者自身が悩みを出し合いながら考えたり、震災後の子どもたちの様子や、福島とドイツの高校生の交流から、“学ぶ”本質について考える機会を持ったりすることができました。
2日目は、開催地静岡ならではの講座「ふりかえろうビキニ被災」や、物事の見方を考える哲学の講座「見直そう、ものの見方、考え方」など、8つのテーマで講座を設けました。今まで知らなかったことを知り、分かるようになった参加者の顔は、晴れ晴れとして、充実感に満ち溢れていました。
「自身が変わり、目の前の子どもたちを育てる、教育をより良い方向性に導く1つの歯車になる、という可能性・自信を得ることができた」、「同じぐらいの経験年数の先生方と話すことができ、共感し合うことができて良かった」、「各県・各校それぞれの職種は違うけれど、みなさん課題に目をそらさず向き合っているのだと思いました。明日からまたがんばろうと思います」などの参加者の感想からも、充実した時間を過ごした様子が伝わってきました。
参加者が、学んだことを各地に「TANE!」として持ち帰ることができた交流集会となりました。