全教は、2014年夏に広島市などを襲った豪雨災害に対して、全国からの支援・救援カンパを呼びかけてきました。12月25日に兵庫県丹波市、26日に広島市を今谷賢二全教書記長が訪問し、全国からのカンパの一部を贈呈するとともに、それぞれ教育長などと懇談しました。
○学校被害のあった兵庫県丹後市、教育長などが対応
12月25日、兵庫県丹波市では、小田繁雄教育長、田淵慎部長などが対応。兵庫教組の小林書記長、地元の丹有教組から中川龍美委員長と清水孝志書記長が同席しました。今谷書記長から、全国からのカンパの一部を目録として受け取った小田教育長は、「全国組織が、丹波市のような小さな自治体にも注目して、わざわざ届けてくださって驚いている」と語りながら、市内の学校、子どもたちへの被害状況などを説明しました。丹後市では、今回の支援募金を学校復旧事業の一部として活用する予定になっています。
○教職員の奮闘が地元を励ました広島市、教育長などが対応
12月26日、広島市教育委員会では尾形完治教育長、植永勝成学事課長が対応し、広島市教組(全教)の井村誠委員長、藤中茂書記長が同席しました。「目録」を受け取った尾形教育長は、突然、広島市を襲った豪雨災害の甚大な被害状況を説明しながら、「避難所になった学校などで、先生方に本当にがんばっていただいた」と教職員の奮闘ぶりを語りました。広島市教組(全教)の井村委員長は、「高知や山口、岡山など近県の全教組織からもボランティアに来ていただいた」と紹介し、「被災地の復旧・復興に引き続き努力する」と述べました。広島市では、「被災校から被害にあった子どもや学校そのものの必要な物資の希望を取り、その購入にあてさせていただく」としています。