静岡で2月27日（木）～3月1日（土）、2014年３･１ビキニデー集会が開催されました。全体集会・分科会だけでなく、ビキニ被災から半年後、「原水爆の被害者は、私を最後にしてほしい」という言葉を残して亡くなった久保山愛吉さんが眠る弘徳院までの献花墓参平和行進にも各地から参加がありました。

　60年前の1954年3月1日、アメリカがマーシャル諸島ビキニ環礁で行った水爆実験により、焼津港を母港とするマグロ漁船「第五福竜丸」をはじめ多数の船が被災しました。広島、長崎に続く3度の核兵器の被害に、原水爆禁止を求める世論と運動が日本全国から世界に広がりました。今年は被爆70年、NPT（核不拡散条約）再検討会議が開かれる2015年を目前にした、ビキニ被災から60年目の節目となるビキニデーとなりました。

　2月28日（金）に行われた日本原水協全国集会・全体集会では「2015年へ　核兵器全面禁止の巨大なうねりを」をテーマに、海外からの報告や日本での運動の報告がおこなわれました。全教からは山元幸一中央執行委員が発言し、2010年にNPT再検討会議のためのニューヨーク行動に参加した青年の「目の前に積み上げられた署名や市民の行動が、世界を動かす力になっている。そして、その中に自分もいる、ということが大きな感動だった」という声を紹介しました。加えて2015年に向けて、全教として「核兵器禁止のアピール署名」にとりくみ、職場や地域・父母に呼びかけ、署名を集めること、2015年NPT再検討会議のためのNY行動に青年を中心に代表派遣することを力強く発言しました。