全教は9月12日、第47回中央委員会を開催しました。「当面のたたかいの推進に関する件」など、3件の議題について議論しました。また、秋の運動の重点課題として「憲法改憲を許さず、憲法を守り、いかすたたかい」「労働者・国民とともに生活と権利を守るとりくみ」などが提起され、議論が行われました。
冒頭の、北村佳久委員長のあいさつでは、「退職手当削減反対、賃下げ反対などの、全教職員規模でのたたかいに発展した成果を、安倍『教育再生』を許さないたたかい、高校無償化への所得制限導入に反対するたたかいなど、一点での共同行動を追求、探究し、強めていくことが、今求められている」と強調しました。また、北村委員長は、下村文科大臣の「来年の通常国会は、教育再生国会にする」発言に言及し、「教育の条理、憲法の力に依拠して、共同を広げに広げて、国民的なたたかいを組織して、真正面から対決すべき国会になる。全教には、①的確に批判分析する力、②政策提起する力、③そして全国闘争を推進する力、の3つの力が今以上に求められている」と述べました。
討論では、愛知から「教育のつどいのとりくみから、組合に複数の青年が加入し、青年部ができた」(愛教労)、「賃下げ反対の1万筆署名運動や職場でのとりくみが、分会の姿が見え、組合に対する期待が高まり、組合拡大も広がった。『がんばって』と言われ、『一緒にがんばろう』と声をかけたら組合に加入してくれた。声をかける方も気軽に大胆にかけるようになった」(埼玉高)、「知事が、学力テストで成績下位100校の校長名発表する動きがあった。中止に向け教育長に要請した」(静岡)、「高校授業料無償化に所得制限導入反対の声を文科省宛にFAXで送るとりくみをすすめている。要求活動は動かないとできない。」(私教連)、「9年連続給与独自カットの上に、賃下げが断行された。6者で共同の反対運動広がる」(香川)、「陸自あいば野演習場での日米合同演習でオスプレイが飛ぶ。『10/6オスプレイ来るな!大集会』を開催。ぜひ参加を」(滋賀)などの発言がありました。
最後に、全教と日高教より、堺市長選挙にかかわる推薦書と寄せ書きが大教組と堺市教組に贈られ、北村委員長の「団結がんばろう」で閉会しました。