全労連と国民春闘共闘、公務労組連絡会は、08春闘勝利に向けて3月5日、「08春闘勝利3・5中央行動」を実施。東京・霞が関の人事院・厚労省前での要求行動を皮切りに、総務省や行革推進本部など各省庁への要求行動を展開しました。また、公務労組連絡会は、三宅坂ホールにて「公務労働者08春闘勝利総決起集会」を開催し、春闘勝利に向けた公務労働者の総決起に向け意思統一しました。行動参加者は、その後国会請願デモを行い、街行く人にアピールしました。
この日の行動は、公務労組連絡会としての08春闘第2次中央行動にあたるもので、「公務労働者の賃金・労働条件の改善など『08年春闘要求』の実現」などを目的(下記参照)に開催されたものです。行動には、民間労働者含め全体で3500人が参加(公務労働者はそのうち1300人)。
また全教と教組共闘は、この行動に先立つ11時、義務特手当て削減中止を求めて文科省包囲・要求行動を実施。全教と教組共闘の参加者約200人が「教職員の賃金の差別化と引き下げは断じて認められない」と文科省に迫り、「義務特手当て削減中止を求める要請」署名4万2675筆分を文科省に提出しました(文科省包囲行動の詳細は別項参照)。
○文科省包囲・要求行動で義務特手当て削減中止を迫る!
文科省包囲・要求行動(主催:全教・教組共闘)
○人事院・厚労省に向けての要求行動参加者を落語家の林家木久扇、木久蔵さんが激励!
人事院・厚労省要求行動(主催:全労連・国民春闘共闘・公務労組連絡会)
○「公務・公共サービス拡充のための100万署名のとりくみ強化を」
08春闘勝利総決起集会(主催:公務労組連絡会)
<<08春闘勝利3・5中央行動の目的>>
(1)公務労働者の賃金・労働条件の改善など「08年春闘要求」の実現。最終回答日に向けた政府・人事院への追及強化と運動の押し上げ。新級導入を利用した教員基本賃金の削減反対。民主的公務員制度確立へ向け、労働基本権回復、「働くルール」の確立、「100万人署名」の成功を。
(2)「格差と貧困」の解消。社会保障の削減、増税を許さず、国民生活擁護。官民共同の力で、すべての労働者のベースアップ、「誰でも月額1万円、時給100円」の賃金底上げ、「月額15万円、日給7500円、時間額1000円」の最低賃金、非正規労働者の均等待遇実現。
(3)国民の安全・安心を損なう規制緩和・民営化を許さず、公務・公共サービスの拡充、独立行政法人の整理合理化計画反対、運営費交付金削減、地方支分局の業務地方移管反対。社会保険庁の解体・民営化反対、最低保障年金制度の確立を。
(4)「戦争する国づくり」につながる憲法改悪反対。国政と地方政治の民主的転換を。