1月6日から8日の3日間にわたり、奈良市で「第17回全国障害児学級&学校学習交流集会in奈良」が開催され、全国から約910名の教職員や学生、保護者らが集いました。
1日目の開会全体会には約600人が参加。オープニングに「ジョイアススクールつなぎ」の劇があり、開会行事の後の現地企画では奈良県障害児学校教職員組合のみなさんの寸劇「組合って」も披露されました。
記念講演は、丸山啓史さん(京都教育大学)が「子どもの気持ちの育ちと発達保障」の演題でお話しされました。子どもの発達の意味を捉え直し、社会や学校の中で「あたり前」のように思われていることを問い直すお話で、「発達は要求から始まる」ということを改めて確認することができました。
2日目の午前中は14の講座と6つの文化バザールが行われました。古都奈良の寺院をめぐるフィールドワークや和菓子づくりは大人気でした。午後の17の分科会ではレポートをもとに熱い討論がかわされ、2つの基礎講座でも参加者は真剣に話を聞いていました。
3日目は4つの教育フォーラムが行われました。改訂学習指導要領を考えるフォーラムには会場に入りきれないほどの人が集まり、改訂学習指導要領の問題点について学び合い、その押しつけをはね返すためには、民主的な職場づくりがカギであると語られました。
たくさんの青年教職員の参加があり、若い熱気にあふれる集会となりました。