「ゆきとどいた教育をもとめる全国署名」の集約集会を、12月6日(金)に角筈区民ホールで開催しました。北は北海道、南は熊本県まで、公立・私立あわせて220人以上の参加でホールを埋め尽くしました。ともにこれまでの取り組みを交流し、この日までの署名の到達は215万1888筆になりました。
集約集会では3つの特別報告を受けました。1本目は千葉県から、県内でのとりくみを若手が引き継いでいる内容を紹介し、「まだまだ筆数は多いとは言えませんが、繋がりが広がっています」との報告がありました。
2本目は高知県の保護者からの発言でした。「少人数学級化や、スクールソーシャルワーカー、カウンセラーの専任化ができたら、しんどい子も助かる。今こそ防衛費ではなく教育予算増を」と、切実な訴えがありました。
3本目は高校生2人からで、「自分の高校での筆数を増やすために、学校外の他団体にも協力を得ることにした。子育てに関係する福祉団体にお願いしたら、この署名を知らなかった、という反応だった。高校生、当事者が中心になって、活動を広げていきたい」「多くの筆数が議員に届いて、私たちの未来につながることを、公私の差が無くなっていくことを願っている」と、それぞれ思いを語りました。
集約集会の後は、近くの新宿中央公園から新宿パレードを行いました。
教育全国署名の意義や今日の到達をアピールするとともに、さらなる教育条件の拡充、教育予算の大幅増を求め、「私学・公立、学費は無償に」「せんせいふやそう」「めざせ20人学級」「すべての子どもに、ゆきとどいた教育を実現しよう」と声を上げました。沿道や停車している車から手を振られるなど、好意的な反応でした。
パレードへ、飛び入りで参加された女性の方にお話を伺いました。「(給付制奨学金に賛成します。自分の弟が、利息が付く奨学金で苦労しています。ローンみたいな奨学金、なくしてほしいです。大学の学費も高いです。自分の母も教育無償化や給付制奨学金給付に賛成しています」と話してくれました。
パレードのゴール地点手前300メートルあたりからの飛び入りだったので「もう終わりですか?」と、少し残念そうにされていました。今実現してほしいことは「最低賃金アップ」という社会人のお2人でした。
集約集会に先駆けて、公立は意思統一集会を行いました。日本共産党から吉良よし子参議院議員が出席、情勢報告を受けました。
特別報告では、東京から署名行動のとりくみと都議会要請行動について、長崎からは、保護者の立場からこの署名に取り組んできた思いをお話いただきました。
その後にとりくんだ衆参の議員要請行動では、参加者の出身県を中心に議員要請を行い、紹介議員のお願いをしました。今回は報告から確認できただけでも大岡議員(自民)、米山議員、菊田議員、鎌田議員、源馬議員、水野議員(以上、立憲)、平岩議員(国民)、嘉田議員(維新)、吉良議員、倉林議員、紙議員(以上、共産)、舩後議員(れいわ)と、多くの議員が直接対応してくださいました。
私学の院内集会には、昨年度同集会より10名以上多い108人の議員や秘書が参加しました。