6月15~20日、「核兵器禁止条約」採択をめざす国連会議に合わせて行われたニューヨーク行動に、原水協代表団の一員として全教から3人の青年が参加しました。現地では、会議の傍聴、街頭署名、女性パレードへの参加、青年交流会などが行われました。未来を担う青年たちが、「核兵器禁止条約」採択に向けた熱い議論と行動に接してきました。
世界は、若者は、核兵器廃絶に動き出している
大阪から参加した青年教員は、ニューヨーク行動に参加して一番印象的だったこととして、「現地の青年たちとの交流では、お互いの活動や平和への思いを語り合いました。世界は、若者は、核兵器廃絶に大きく動き出しています。その世界の流れを肌で感じ、周りの人々や日本政府に訴えていく力にしていきたいです」と今後の決意を力強く語ってくれました。
署名活動楽しい!もっとしたい!
ニューヨークで署名活動を行った大阪の青年は、「現地の方が中身をしっかり見て署名をしてくれた時は、とてもうれしかったです。署名活動は苦手な面もありましたが、初めて楽しいという感覚になり、もっとしたいと思いました」と語ってくれました。
ニューヨーク行動では、会議の昼休みや女性行進の終結集会において、被爆者や市民団体の代表から交渉会議のエレン・ホワイト議長へ「ヒバクシャ国際署名」296万筆の目録が手渡されました。
核兵器禁止条約が採択される!
核兵器禁止条約交渉会議へ向けた行動や署名の力が大きな後押しとなって、7月7日、国連会議において、核兵器禁止条約が参加した122か国の賛成で採択されました。交渉会議では、被爆者を先頭に60年余にわたって粘り強く進められてきた日本の原水爆禁止運動が、会議の開催や条約の採択を大きく後押ししたと高く評価されました。296万筆の「ヒバクシャ国際署名」もその一つです。これからは、日本政府の締約国会議への参加、核兵器禁止条約への署名・調印・批准を求めていくとともに、核兵器廃絶にむけて「ヒバクシャ国際署名」のとりくみを大きく広げてくことが重要です。
ハマショールド広場にて「ヒバクシャ国際署名」の目録を手渡す
婦人国際自由平和連名(WILPF)などが主催する「Women’s March to Ban the Bomb!(核兵器を禁止する女性行進)」(6月17日)に約1,000人が参加