『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年10月号 9月20日発行〉

【特集】教職員の長時間労働と「中教審答申」を問う

  • 全教共済
ニュース

高校教育研究委員会 2019年度 第3回公開研究会

改訂学習指導要領を乗り越える主権者教育を!

~すべての高校生の学び・成長を保障する高校教育を~

《 テーマ 》数学教育・歴史教育が歪められていく…

 

■日時:2月29日(土)17:30~20:00

■会場:全国教育文化会館 全教共済1階会議室

■報告:田村 敏彦さん(長野県上田染谷丘高等学校)

■報告:河合美喜夫さん

(元都立高校教員、中央大学特任教授、歴史教育者協議会)



 改訂高校学習指導要領によって各教科内容に多大な影響が出ることになります。これまで「公共」・「英語」について報告・討論してきましたが、今回は、「数学」と「歴史」について報告・討論します。

 文科省は「新しい時代の初等中等教育の在り方について」を中教審に諮問し、高校教育について「普通科解体」や「文理統合」「STEAM教育」等の検討を求めました。「数学」や「理科」「理数」の内容に強い影響を及ぼすものと考えられます。いま高校数学がどのようになっているか、どのように変質させられようとしているか話し合います。

 また、「歴史」については、必修科目「歴史総合」の問題が指摘されてきました。これまで必修としてきた「世界史」から、日本の近現代史と世界を2単位で学ぶものへ変えるばかりか、領土問題を強調し、政権の思惑を生徒に押し付けようとするものです。

 こうした問題点を指摘しながら、では、現場でどのように“まともな教育”をおこなっていけばよいか、参加者で考えましょう。改訂学習指導要領を乗り越える実践をつくり出していきましょう。

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