改訂学習指導要領を乗り越える主権者教育を!
~すべての高校生の学び・成長を保障する高校教育を~
■日時:3月30日(土)17:00~19:30(予定)
■会場:全国教育文化会館 1階全教共済会議室
■報告:宮下与兵衛さん(首都大学東京)
学習指導要領が改訂され、4月から「高校生のための学びの基礎診断」導入、現在高校1年生の大学受験から「大学入学共通テスト」実施など、高校教育は激動の中にあります。さらに、教育再生実行会議が「高校教育改革」を押しつける「第11次提言」を準備し、政治による教育介入が強められるようとしています。
これらは、高校生に国が定める「資質・能力」を押し付け、国にとって都合いい“主権者”(=有権者)を育てることで、日本がグローバル競争に勝ち残れるようにするねらいによるものです。
しかし、高校生にとって必要なことは「平和で民主的な国家・社会の形成者」となるための共通教養を身につけることです。今研究会では、主権者教育・市民性教育を推進しているイリノイ州のデモクラシースクールに認証されている高校等の調査報告や授業での学びを通してクラスでとりくんだ市議会請願の報告から、いま高校教育で大事にすべき主権者教育について討論を深め、学び合いたいと思います。多くの方の参加をお待ちしております。