2月4日~5日、富山県砺波市にて、全国青年教職員学習交流集会「TANE!」が開催され、180人の青年が集い、学び、交流しました。
2009年から開催している「TANE!」。今年は8回目の開催です。1日目は全体会と校種別・テーマ別分科会がおこなわれました。
全体会講師の福井雅英さん(滋賀県立大学特任教授)より、「生きる希望を紡ぎ出す教育実践~子どもとともに育つ教職員に~」というテーマでお話をうかがいました。「子どもを学びの主体者としてみる、種は子どもがもっている」「子どもの内面の真実に気づいて、どう寄り添っていくか」「子どもの生きている現実を見て、生活をまるごと捉える」など、ご自身の中学校教員の経験も交えて、子どもたちの顔が思い浮かぶお話をしていただきました。
分科会では、小学校・中学校・高校・障害児学校のレポートを中心に学び合いました。2日目の講座では、「今、なぜ、アクティブラーニング?」や「気づいてる?子どもの貧困」など、8つのテーマで学び合いました。参加者自身が悩みを出し合いながら他職種の青年とも交流する中で、悩んでいるのが自分だけじゃないことに気づいたり、幅広く学校や子どもを捉える機会をもったりすることができました。
「採用1年目でどうやって生徒と関わっていけばよいのか悩んでいた。生徒の本心を知る努力をしていきたい」「種は子どもの中にあるという言葉が印象的だった。子どものもっている種に気づき、芽が出るように支えられればと思う」「トップダウンで下りてきたものに対して、若手が時間と労力をかけて頑張っている現状があると知ることができてよかった」など参加者の感想からも、青年同士で学びを深めた様子が伝わってきました。
今までまいてきた学びの種が、各地でつながりの芽を出し始め、それぞれの学校、地域で力を発揮しはじめています。