2015年度高校教育シンポジウム「今こそ主権者を育てる高校教育を」を開催します。今回は、特別報告として「高校における『特別支援』教育の動向と課題」についてもおこないます。
2016年3月5日(土)11:00~3月6日(日)15:30 全国教育文化会館
安倍政権は、憲法違反の「戦争法」強行採決後も、国会無視、国民無視の暴走政治を展開しています。世界の大勢である18歳選挙権が実現しましたが、高校生の基本的人権を侵害する新たな「通知」が出され、高校生・教職員の活動に数多くの制約を課そうとしています。公職選挙法の枠内で投票率を高める義務としての「有権者教育」ではなく、民主的で自立した権利としての「主権者教育」を実施していくことが求められています。
文科省は、「高等学校教育改革、大学教育改革、大学入学者選抜改革を一体的におこなう」高大接続改革を国民的合意のないまま強行しようとしています。グローバルな国際競争社会を勝ち抜くエリート育成を目的として、大学入試改革を先行実施しようとしているため、高校教育が大きく歪められようとしています。財界の望む一部の人材育成のために、高校教育を歪めてしまう拙速な「改革」は許されません。すべての生徒の学び・成長する権利を保障するための高校教育改革と、それにもとづいた「高大接続」とすることが必要です。
このような情勢のもと、憲法と子どもの権利条約に立脚した高校教育を実現するため、2015度高校教育シンポジウムを開催します。