『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年12月号 11月20日発行〉

【特集】登校拒否・不登校から見える景色――安心できる居場所がほしい

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「戦争法案」反対の声を広げたい 座り込み行動、「戦争法案」反対集会

 6月18日木曜日、国会前連続座り込み行動は4日目になりました。夕方には「戦争法案反対国会前集会」も行われました。



 座り込み行動に全教からは、中国・四国・九州ブロック、首都圏組織ほか約30人が参加しました。「教室の中だけで話をしてもいいのかと疑問を感じ、国会前の行動に自分も参加したいと思った」と話すのは、2日間休みをとって駆けつけた長崎市の高校に勤務する長崎高教組の岡山英生さんです。岡山さんは、「『戦争法案』はすべてがルール違反。憲法はすべての大前提。憲法を無視している。誰が見てもおかしい。職場に帰り、現実を伝え、『戦争法案』反対の声を広げたい」と感想を語りました。



 夕方に行われた木曜日定例の「戦争法案反対国会前集会」には、93歳になる作家の瀬戸内寂聴さんが参加し、「戦争を二度と繰り返してはならない」と述べました。集会中、マスコミなどの報道陣でごったがえし、集会が中断しました。寂聴さんは、「前の戦争がいかにひどくて大変かということを身にしみて感じている。しかし、最近の日本の状況は、怖い戦争にどんどん近づいているような気がする。『よい戦争』などない。すべて人殺し。若いみなさんが幸せになるように進んでほしい。その気持ちを、私が死ぬ前に伝えたいと思い、ここにやってきた」と訴えました。この日の参加者は2000人を超えました。

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