『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年10月号 9月20日発行〉

【特集】教職員の長時間労働と「中教審答申」を問う

  • 全教共済
ニュース

第49回中央委員会 開催

 全教は6月29日、第49回中央委員会を開催し、2月に開催された第31回定期大会以降のとりくみの経過と情勢、当面の方針について議論し、決定しました。

 冒頭、「横浜市立高等学校教職員組合のオブザーバー組織としての参加の承認に関する件」が提案され、満場一致で承認されました。

 北村佳久全教中央執行委員長のあいさつでは、「わたしたち教職員は、憲法第9条に重ねる決意があります。それは、『教え子を再び戦場に決して送らない』という決意であり、『戦争する国づくりは許さない』という決意です。通常国会において、『地教行法の改悪は許さない』とたたかいぬいた全教中央執行委員会の決意もこれと重なるものでした。昨日までに、大多数の全教の構成組織の定期大会が終わりました。それぞれの大会では、世代の継承とあわせて組織と運動の前進的基調が印象づけられるとともに、教職員の決意が、様々な角度から語られ、確認されあったことが共通することとして特徴づけられました。運動の到達点に立脚して、今日の情勢にふさわしいたたかいを、すべての教職員はもとより、国民各層とむすびあい、連帯し共同してつくりだす方針を確立していこう」と語りました。

 討論では、職場からの運動が広がっていること、青年が組織拡大や全教運動を推進していることが多く語られました。「支部・専門部が主体になって新歓を開催した。青年が青年のことばで青年と対話し組合拡大がすすむ」(埼玉高)、「職場での見える組合活動で組織拡大がすすむ。青年組合員が青年の要求を聞き組織拡大がすすむ。青年が組織拡大の前面に立つ」(全国私教連)、「青年の中で政治意識が高まっている。組合拡大もすすんでいる」(京都)、「あらゆる運動を組織拡大と結びつけていくことが重要」(大阪)、「平和は子どもたちの願い。『今、全教に入って平和を守ろう』と組織拡大」(広島)、などの発言がありました。
 「当面の闘争推進に関する件」など10の議案が採択され、「安倍政権による解釈改憲・『集団的自衛権行使容認』で『戦争する国』づくりへの『暴走』を許さず、憲法を守りいかす歴史的たたかいにすべての組合員の総決起を呼びかけます」の中央委員会アピールを満場一致で可決し、北村委員長の「団結がんばろう」で閉会しました。

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