米海兵隊垂直離着陸輸送機オスプレイの米軍岩国基地への搬入を翌日に控え、２２日午後、岩国市役所前公園で「オスプレイ配備反対緊急岩国集会」が行われました。

　米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイ１２機を載せた民間貨物船が本日、米軍岩国基地（山口県岩国市）に到着しました。全国から、与党民主党内も含めて抗議の声が上がる中、前日の7月22日午後に岩国市役所前広場で「オスプレイ配備反対緊急岩国集会」が開催され、中国・四国・近畿・九州などを中心として全国から１１００人を超える人が集まりました。全教からも中国・四国・九州ブロックを中心に１００人以上が参加しました。

　実行委員長の吉岡光則さんは「オスプレイ配備反対の世論を無視した日米両政府に、慢心の怒りをこめて抗議する」と訴えました。また地元の女子大学生の喜良紗也香さんが「戦争の為の施設がある岩国ではなく、平和な岩国に」とよびかけました。普天間基地への配備が予定されている沖縄県議会議員や、安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長などが配備を許さない決意を語りました。

　集会は、「オスプレイの陸揚げを中止し、国内への配備計画の撤回を求める。低空飛行訓練は即刻やめろ。安保体制は見直せ」とアピールを採択し、市内をパレードしました。