教育関係者の厳しい批判の声を押し切って「教員免許更新制」が実施されてから、3年が経過しました。この制度によって、長年にわたって子どもたちと懸命の日々を過ごしてきた現場教員の誇りが傷つけられ、教育に対する意欲を奪う結果になっていることは重大です。
「教員免許更新制をただちに廃止すること」の1点を求める署名に、すべての教員の声を集めましょう。
10月に入り行われた第43回中央委員会や教文部長・教財担当者合同会議において、各地の教員免許更新制にかかわるリアルな実態が報告されました。熱心な仕事ぶりが評判だった教頭が免許失効となり、いろいろ手を尽くしたけれどもどうにもならなかった例。30歳前後の分会責任者が免許失効になったのは、届け出が必要なことを管理職が連絡していなかったことが原因でした。受講費の3万円以外にもたくさんかかる費用負担と30時間の講習まで受けて臨時採用を続けようと思わない人が増えるのではないか、との指摘もありました。「廃止してほしい」「廃止しかない」との声をこの署名に集約して、文科省に怒りの声をとどけます。12月22日が第1次集約日です。