全教は、9月16日、沖縄における中学校教科書の採択をめぐる問題で、文部科学大臣に宛てて緊急の申し入れを行いました。文科省への申し入れには、今谷書記長、得丸教文局長が申し入れ書を持参し、実際の教育活動に携わる教職員の声を尊重した教科書採択への努力などを求めました。
全教は、文科省への申し入れで、「(教科書採択は、)実際の教育活動に携わる教職員の自主的な教科書研究などを基礎にした意見をふまえ、憲法と子どもの権利条約を生かして、真理・真実を追求し、教育活動の充実に資する教科書を、民主的な手続きを経て採択することが中心的な課題」と指摘し、この立場に立って事態の解決が図られる必要があることを強調しています。対応した文科省の担当者は、「趣旨を担当課に伝える」と述べました。