『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年10月号 9月20日発行〉

【特集】教職員の長時間労働と「中教審答申」を問う

  • 全教共済
ニュース

今こそ「子どもたちのいのちを慈しみ、人間として大切にする学校・地域」を ―「教育のつどい2011」に6000人が参加―



 8月19日(金)~21日(日)の三日間、千葉県内で行われた「教育のつどい2011」には、全国から6000人がつどい、活発な交流と議論を行いました。
 開会全体集会のあった19日は、大雨洪水警報まで出る悪天候。雨合羽を着ても防ぎきれない大雨の中で奮闘する現地千葉を中心とした要員の出迎えに、全国からの参加者は気を引き締めて開会に臨みました。

開会全体集会に1700人
 全国から1700名が参加して松戸市「森のホール21」で行われた開会全体集会は、現地千葉「花とふるさと合唱団」のすばらしい歌声と、千葉の青年が中心となった岩手釜石地方の伝統芸能「虎舞」で幕を開けました。現地実行委員会委員長の三輪定宣さんと、実行委員会代表委員の高田公子さんの挨拶に続いて、韓国全教組副委員長のト・キョンジンさんが連帯挨拶。その後、得丸実行委員会事務局長が「討論の呼びかけ」を行いました。


 記念講演は、中西新太郎さん(横浜市立大学)が、「いま、子どもとともに社会をつくる-歴史の分岐点にたって」のテーマで行いました。「ここにいてよかった、いっしょにいられてよかった」ということが教育の営みの根底にあることが、震災後見つめ直されていることを具体的に語った講演に、共感が広がりました。

多彩な内容の教育フォーラム
 全体集会の後、千葉県内5カ所で行われた7つの教育フォーラムは1000人が参加。中には会場がいっぱいになり、消防法に触れる懸念から入場を断ったところまでありました。それぞれのフォーラムで「職場に持ち帰り、たくさんの人に伝えたいと思いました」などの感想が寄せられました。

29の分科会に1700人を超える参加



 20日(土)~21日(日)には子ども参加の特設分科会を含めて29の分科会が千葉県内各地で行われました。30名を超える青年レポーターや、被災地からの報告もたくさんあり、これまでの積み重ねの上に立った活発な議論と交流がされました。

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