「最低賃金引き上げ!均等待遇実現!許すな公務員賃下げ!公契約・公正取引実現!」を掲げた「6・22最賃統一行動(第2次最賃デー)」が全国で展開されました。中央行動には全教本部を始め、東京都内で働く民間労働者、公務労働者が結集しました。
8時半から新橋駅前SL広場で行われた早朝宣伝行動には30人あまりが参加し、通信労組、全農協などの民間労働組合と全教や自治労連など公務労働組合の参加者が次々にマイクを握り、最低賃金引き上げの訴えを行いました。全教米田中央執行委員は「夏休み中にやせてしまう子どもが増加しているなど、子どもの貧困の実態が広がっている。最低賃金が人間らしい生活を考慮することなく、きわめて低い水準に据え置かれてきたことが最大の原因ではないか」「日本の最低賃金のレベルを抜本的に改善しない限り、憲法が保障する健康で文化的な最低限度の生活を営むことなど永遠に不可能」と訴えました。
10時からは厚労省前で座り込み要求行動が開始され、「中央最低賃金審議会は政労使合意の実現に向け、大幅引き上げ答申せよ」の要求を強く訴えました。さらに11時からは「パート臨時の仲間、声をあげよう!均等待遇の実現を!」をテーマとして、パート臨時の仲間による発言やパフォーマンスが繰り広げられました。
「最賃引き上げ・全国統一最賃制の実現を!公務員賃下げは撤回せよ!昼の要求行動」は12時15分から人事院前・厚労省前で行われ、自治労連、全国一般の仲間から決意表明が力強く行われました。その後も「最賃引上・生活保護改悪反対、生存権裁判勝利!路上アピール行動」と続き、締めくくりに「最賃・公契約・均等待遇の前進を!6・22行動終結集会」が行われました。
参加者から募った「最賃川柳」の優秀賞に、全教米田中央執行委員の「最賃で 暮らせりゃ生まれぬ ワーキングプア」「家さえも 借りれぬ最賃 意味不明」が選ばれました。