国公労連・全労連公務部会が提起した総務省前での座り込み行動は、総務副大臣・政務官辞任、国会での内閣不信任案採決という重大局面を迎える中、2日目の行動が緊張感に包まれて展開されました。
今回の交渉の当事者である総務省の副大臣と政務官が突如辞任するという、前代未聞の事態の中、午前中に全教北村委員長をはじめとした交渉団が1時間にわたって総務大臣と交渉を行いました。今回のやりとりの中でも、道理に基づいた追求に対して総務大臣は納得のできる理由を示すことができず、「お願い」のみを繰り返すだけでした。
本日の行動にも全国からたくさんの全教・日高教・教組共闘の仲間が参加しました。リレートークの中で「被災地の教職員は不眠不休で働き、自殺者さえ出ているし、心的なストレスは極限に来ている。その上給料をカットするというのは許せない」(宮城高)、「今回の賃下げ案に、職場で怒りが広がっている。公務員賃金の問題だけではすまない」(東京)、「特例減額で何年間も賃金カットをされ、今度の9月でやっと終わることになっていた。さらに1割減額の提案は許せない。人(公務員)は国や県、市町村の石垣であり、城だ」(山梨高)、「橋下府政で給与カットが続き、校長さえすごく怒っている。それで大阪の景気はまったくよくならなかった」(大阪高)と、各代表が発言しました。
昼の集会では長野高教組の坪井副委員長は「昨日の夕方、長野駅前で高教組、県教組長水支部、自治労連、県国公などが一緒になって宣伝行動を行った。さらに県民世論に訴えていきたい。職場決議の取り組みでは、免許更新制を廃止してその予算を復興に回せ、という声も出ている。最後までたたかおう」と、力強く決意表明をしました。