『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年10月号 9月20日発行〉

【特集】教職員の長時間労働と「中教審答申」を問う

  • 全教共済
ニュース

ゆきとどいた教育求めて 教育全国署名を国会に提出!



 ゆきとどいた教育をすすめる会は2月22日、教育全国署名(「全国3000万署名」を改称)を国会に提出。今年度の提出数は1153万9146筆となりました。衆議院議員面会所前では、駆けつけた日本共産党、民主党の国会議員へ署名を託しました。

今年度の集約数は1153万筆を越える! 
 
 提出行動にあたり主催者あいさつした山口全教副委員長は、今年の運動が「全国各地で父母・教職員・住民の共同で運動を発展させてきた」として、「新しい地平を切り開いてきた」と評価。PTAぐるみでとりくまれた例や署名推進の母体としてあらたな団体が加入し広げたこと。さらに、私学助成増額を求める高校生や高校統廃合に反対する高校生たちが、自身の自主的なとりくみで署名を前進させてきたことなどを紹介しました。「いま『子どもたちにゆきとどいた教育を!そのための教育条件の整備を!』は、父母・国民、教職員の切実な要求となっている」と強調し、「さらに共同を広げ、国民的な運動をさらに高めていこう」と呼びかけました。
 
 この提出行動には、日本共産党から6人の衆参両院の国会議員が駆けつけました。代表して高橋千鶴子衆議院議員があいさつ。「『3000万署名』のとりくみから数えて来年で20周年になる。教職員と父母・子どもたちとともに全国でとりくまれ、毎年積み上げられている、この運動に確信を持っている」と述べ、「いま教育現場と子どもたちは揺れ動いている状況だと思う。ゆきとどいた教育めざし、みなさんとともにがんばりたい」と決意を語りました。
 行動に参加した日本共産党の国会議員は以下のとおりです。紙智子、仁比聡平、井上哲士、山下芳生参議院議員、高橋千鶴子、吉井英勝衆議院議員。
 
 民主党からは、川崎みのる参議院議員が駆けつけ、あいさつ。「父や妻をはじめ、私のまわりには教育にかかわる仕事をしている人が多い。そういうことからも教育について、どうあるべきか考えてきた。署名をしっかり受け止めてたたかっていきたい」と述べました。
 
 全国私教連の永島書記長は閉会にあたりあいさつし、本日提出した1153万筆の署名について、私学のとりくみだけでも「国会議員722人のうち197人が紹介議員になった」ことを紹介(全体では220人超)。「これは国会議員の27%にあたる。これまでにない大きなとりくみとなった」と述べ、「新たな情勢と切り結びながら教育全国署名を広げる運動をすすめたい」と決意を述べました。
 
※なお、国会に提出した署名は、行動後の追加提出分を加え、2月27日現在計で1155万3268筆となりました。

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