全教は、「7・27初任者研修制度・新規採用教員問題シンポジウム」を開催いたします。
1.シンポジウムの目的
(1)新規採用教員の退職者数は毎年過去最高を更新し続け、もはや個人の問題と片付けることはできないことが明らかだが、その背景にある問題を「条件附採用」として置かれている新規採用教員の実態から探る。
(2)青年教員の「どんな教員になりたいか」「どんな教育をすすめたいか」という願いを浮かび上がらせるとともに、初任者研修制度の問題点を新規採用教員にとっての負担というだけではなく、同僚性や学校づくりとの関係において明らかにする。
(3)「条件附採用期間中の教員は・・・今後研鑽に努めて成長していく過程の者」「個々の事象の評価に過度に拘るのではなく、一定時間の経緯の中で評価すべき」として、新規採用教員の分限免職処分を違法と断罪した大阪高裁判決(2010.2.25最高裁確定)の到達点を全国的にあたりまえの基準とする契機とする。
2.主催
全日本教職員組合(全教)
教育の危機を打開し、子どもと教育・くらしを守る教職員組合共同闘争推進連絡会(教組共闘連絡会)
3.会場
全国教育文化会館 7Fホール (東京都千代田区二番町12-1 TEL 03-5211-0123)
4.日程と内容
7月27日(火)
11:00 開会
11:15 第一次シンポジウム(新採3年目までの青年による1年目の実態報告)
5人×7分程度、コーディネーター(全教青年部長)のインタビューもあり。
同僚との関係や教員としての希望、1年目の問題点や良かったことなど。
13:30 第二次シンポジウム
コーディネーター 今谷賢二(全教中央執行委員・教文局長)
パネラー ジャーナリスト(朝日新聞 氏岡真弓氏)
弁護士(日弁連前副会長 村山晃氏)
教育学者(北海道教育大学教授 福井雅英氏)