『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2025年1月号 12月20日発行〉

【特集】障害のある人のいのちと尊厳―優勢思想をのりこえる

  • 全教共済
ニュース

2010年度教育全国署名集約集会を開催  904万7223筆の署名を集約


集会後パレードをする参加者たち(池袋)

 「ゆきとどいた教育をすすめる会」は12月10日、「2010年度教育全国署名集約集会」を都内で開催し、私立、公立合わせて、904万7223筆の署名を集約しました。集会には全国各地から教職員、父母ら400人が参加しました。

 国民の運動と声が、教育費の父母負担の軽減、教育条件の整備へと国を動かし始めた2010年度の教育全国署名は、「公立も私学も教育費は無償に!」「国の施策として30人学級の実現を!」「ゆきとどいた教育の実現めざし、教職員を増やせ!」などの要求、願いをかかげて、全国各地で多彩にとりくまれました。
 集会はこうした全国各地のとりくみを集約し、高校生によるダンス、公立、私学の署名のとりくみの報告、田沼朗氏(身延山大学教授)によるミニ講演、今年度の全国的なとりくみの報告など、集会全体をとおして、「子どもたちの笑顔あふれる学校をつくろう。そのためにも、教育予算のいっそうの増額を求める運動の前進を」との願いと決意を確かめ合う場となりました。
 集会に先立ち、公立関係の父母、教職員は財務省前要求行動を実施し、文科省予算の概算要求に盛り込まれた35人学級の実現、教職員定数改善計画の策定、給付制奨学金事業の導入などの政府予算化を政府・財務省に要求しました。また財務省前要求行動後、参加者は、文科省、財務省、総務省、日本共産党、民主党、社民党、国民新党への要請行動を実施しました。
 また、私学関係の父母、教職員は、同日午前、私学助成の拡充、私学の実質無償化を要求して院内集会を開催しました。

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