「その恰好は、女の子らしくない」
「男のくせに、泣くんじゃない」
……そんなことを言われるのは「なんか変!」と、問い直す声が広がりを見せています。
女性差別撤廃条約が採択されて40年、男女共同参画社会基本法が成立して20年が経ちました。
“バックラッシュ”とのたたかいを経て、#Me Too #With youの運動は国内にも広がり、学校や地域で、ジェンダー平等の視点でこれまでの「当たり前」を見直し、個人の尊厳や多様性を認め合うとりくみがすすんでいます。
ジェンダーについて学び、考えることは、“とらわれ”から自由になり、多様性と人権、民主主義などについて、より深く考えることにもつながります。
本特集は、子どもたちとともに、今の社会と教育のあり方をジェンダーの視点で問い直し、考え合う実践ととりくみを交流することで、ジェンダー平等を前にすすめる一助となりたい。