「私自身の手で憲法改正を」(安倍首相)などと、社会の「現実」に合わせて憲法を変えていこうとする人たちがいます。
でも……。
憲法は、すべての国民に「生存権」や「教育を受ける権利」を保障しています。新型コロナウイルスによって、私たちのいのちと安全、子どもたちの育ちが脅かされようとしている今、その「現実」に合わせて憲法を変えようとでも言うのでしょうか?
日本国憲法は、「個人の尊厳」と「平和主義」を土台にしています。私たちはこの間ずっと、それを“よりどころ”にして、子どもたちのいのちを守り、育んできました。政府に、私たちのくらしと権利を守ることを求めてきました。まさに、この憲法があったからこそ、私たちの日常が守られてきたのではないでしょうか。
いま大切なのは、「現実」を憲法に近づけていくこと、憲法をいかして私たちのくらし、子育て・教育を守るために、声を上げ、行動していくことではないでしょうか。本特集が、そのきっかけになることを願います。
※特集は★、連載・シリーズは☆