6月23日は、「沖縄慰霊の日」です。
1945年3月末から実際には9月まで続いた凄惨な地上戦によって12万人を超える沖縄県民が犠牲となりました。その大多数は、軍人・軍属でない一般県民であり、多くの子どもたちも含まれています。
戦後、沖縄は米国の施政下に置かれました。米軍は「銃剣とブルドーザー」で人々の土地を取り上げ、基地を拡張しました。米軍基地は1972年の本土復帰後も存続し、米軍機の事故や米兵による暴行事件をはじめ、様々な基地被害が続いています。
「命どぅ宝」。戦争体験を語り伝え、平和な島々の建設を望む沖縄に、国内で最も多くの、戦争のための基地が置かれつづけているという矛盾。そのなかで沖縄の人々は、あきらめることなく、声を上げ、たたかいつづけています。多くの人々が、沖縄のたたかいに触れ、自らの問題として考え、ともに学び、行動するとともに、次の世代にも伝えようと心を砕いています。
本特集は、沖縄に学び、行動するとりくみを交流し、沖縄に、そして日本全体に、平和な未来をつくるための営みを広げる一助となりたい。
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