子どもたちが学校づくりの主人公として、仲間とともに活動できる場の一つに「生徒会活動」があります。
しかし、学校現場に広がる管理主義や多忙化などが、みんなで時間をかけて考えたり議論したりする価値を見失わせ、教職員の地道なサポートも困難にしています。その結果、子どもたちの意思決定が尊重されず、活動の形骸化もしばしば指摘されています。
進学競争や学校の特色づくりなど学校のために成果を出すことを期待されるなかでも、子どもたち自身の願いに寄り添い、いきいきと活動できる場を保障することが求められています。
本特集は、現役の高校生の声も聴き、子どもたちの成長を支える豊かな生徒会活動のあり方を考え合う契機としたい。