青年部定期総会(オンライン)が7月5日に開催され、75名が参加しました。
総会では、コロナ禍で、トップダウンでさまざまな指示が下りてくる中、子どもたちのためになる教育、学校とは何かを問い、行動に踏み出している発言がたくさん語られました。
「文化祭では、生徒が楽しみにしている文化行事は中止。リスクは同じだけど販売行事はやることに決まって。生徒は『自分らが楽しむものはなくなっているのに、働くことを強制される…』との声」等、大人の論理で決められることへの疑問が多く語られました。「尿検査で、今までみたことのない検査結果が。子どもたちのストレスが心配」「オンラインの使い方、リテラシー教育は大きな課題」など、再開後の子どもたちの姿も語られました。
職場づくりに踏み出している発言も続きました。「在宅中、指導案などの成果物を求められたが『子どもがいないのに書けない』と管理職に申し入れ」「養護教諭へのパワハラを見て声をかけ、組合と連携して市教委に連絡」「県版学テに異議。がまんしている子どもたちにせめて卒業にむけてゆっくり過ごしてほしいのだと、青年部交渉で県に伝えた」等、声をあげ、困難な状況を変えていく組合の真価を発揮しています。
「初任者には人権がないと思う」と自分の体験を話す青年にチャットでたくさんメッセージが寄せられる場面もありました。採用試験講座では、オンラインや小規模に分散して講座を開催するなど、コロナ禍でも困難に向き合い、不屈にとりくむ青年教職員。「微力でも無力ではない」とみんなで励まし合いました。オンラインでしたが、これまで以上に子どもの学びを問い、職場づくりを模索した総会になりました。