2013年も行われた全国青年教職員平和の旅。今回は石垣島・与那国島・西表島をめぐる4日間の旅に全国各地から25名が参加し、平和について学び、交流を深めました。
今回の全国青年教職員平和の旅は、平和の原点を再び見直そうと、沖縄の離島を目的地に設定し、4日間の行程で行われました。
1日目は石垣島内の見学。八重山戦争マラリアを語り継ぐ会の方から、終戦後も3600名の死者がでた「戦争マラリア」について詳しくお話を伺ったり、戦跡をめぐったりしました。
2日目は与那国島の見学。軍神大枡大尉の墓や平和の塔を訪れました。夕食は現地の方と交流をし、自衛隊の配備問題について意見交流をするとともに、八重山に伝わる民謡を聴きました。
3日目の波照間島見学は、波が高く船が欠航となり、西表島の見学に変更となりましたが、戦時中波照間島から西表島に疎開し、「戦争マラリア」で多くの方がなくなった事実を忘れることがないよう、当時波照間小学校の校長先生が残した「忘勿石」の見学をしました。また、西表島では、マングローブツアーなど観光も楽しむことができました。
参加者からは、「戦争マラリアなど、実際に足を運んで知ることができたのがよかった。もっと勉強したいと思う」「戦争を生き抜いてきた人たちが伝えてきた歴史、伝えたい気持ちがわかった。私だけでなく、この話を生で聞いて多くの人に知ってほしい」「沖縄をめぐる現在の問題は、沖縄だけの問題ではなく、日本の問題だと思った」「今回の旅で知ったことを子どもや周りの人に伝えていきたい」「多くの素敵な仲間と知り合えた」などの声が聞かれ、充実した旅となりました。