全教女性部は1年延期した全国女性教職員学習交流集会をオンラインで開催し、「子どもとともに未来へいきる」をテーマに、二日間の交流と学習を行いました。
全体会では女優の有馬理恵さんの記念講演「いのちをみつめて~おしばいとおはなし」を行いました。2つのお芝居(『釈迦内棺唄』、フィリピンで従軍「慰安婦」にさせられた「トマサ・サリノグさんのお話」)の一部と、お芝居を通じた出会いの体験を織り交ぜたお話は、いのち、差別、平和と教育について、深く考えるきっかけとなりました。
奈良に集うことを楽しみにしていたみなさんのために、奈良会場からリアル配信でマリンバの演奏やエイサーの演舞での歓迎行事がありました。
基礎講座では包括的性教育とジェンダー平等について学び、コロナ禍のなかでの性教育の大切さや、ジェンダー問題の大きな流れと身近な問題について語られました。分科会では特別支援教育と学級づくりについて、レポートをもとに話し合いました。教師の専門性について、子どもを理解するということや教師集団づくりの側面から考え合うことができました。仏像講座は当初フィールドワークを行う予定でしたが、オンラインでも運慶について深く学べたと大好評でした。