『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2025年1月号 12月20日発行〉

【特集】障害のある人のいのちと尊厳―優勢思想をのりこえる

  • 全教共済
専門部

「組織化のすすめ⽅ アメリカの教員組合運動から⾒えてくるもの」オンラインで全国をつなぎ開催!

 5月8日、青年部総会の前に、全国をつないだオンライン学習会を開催しました。テーマは、「組織化のすすめ⽅ アメリカの教員組合運動から⾒えてくるもの」です。職場には根強い要求があるのに、わたしたちは要求を実現する活動ができているか?組織化がうまくいかない原因は何か? 必要なものは? をみんなで考えあいました。弁護⼠の菅俊治さんからお話を聞きました。

 職場の組織化には、準備と練習と振り返りの重要性があると語り、職場を組織し、子どもたちの学習権や教職員の要求を実現した関西の学校の教職員組合の事例を学びました。

 また、アメリカのウェストバージニア州やシカゴの教員ストライキの話などの話も聞きました。公教育の破壊を前に、アメリカの教職員組合が、地域や保護者と共同して、子どもたちの学習権を守るために教育予算を拡充させ、司書の配置や看護師の配置を勝ち取った活動を学びました。彼らがなぜ、要求を実現できたのか。その教訓や歩みを、学びあいました。

感想より

〇アメリカみたいに団結して、活動の団結、見える化をしていきたいしていきたい。

〇アメリカの事例を2つ知ることができ、私自身もそれらに勇気づけられた。ロサンゼルスの例のように、まずは各学校に活動的なメンバーがいると、そこから変化していくことも増えるということを改めて感じた。できることから始めていきたい。

〇アメリカの取り組みはとても参考になりました。とても元気をもらいました!自分たちの学校では何ができるのかを話し合いながら、したたかに活動を頑張ってきたいと思います。

〇今日の講演、とてもよかったです。いつもイベントが終わると、頑張ったね、よかったね、で終わってしまうけど、「評価と対策」をもつことの大切さがわかりました。結果だけでなく、過程も大事。必要な活動は何かを出発点に、組合費の使いみちや行事を練り直すことも大切ですね。一人ひとりが自分の言葉で組合を語る、これをまさに実践していきたいです。

〇アメリカのストライキの話がとても印象的でした。ストライキと言うのは簡単ですが、実際に行うとなると年単位での準備が必要なことが理解できました。アメリカに比べれば、まずは仲間づくりがまだまだと感じたので、対話は大事に日々奮闘したいと思います。

〇無傷のストライキ、夢があると思いました。

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