『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2024年12月号 11月20日発行〉

【特集】登校拒否・不登校から見える景色――安心できる居場所がほしい

  • 全教共済
専門部

青年部文部科学省交渉

 320日、全教青年部が文科省交渉をおこないました。





 全教青年部は3月20日に青年部常任委員・事務局員6名が参加し、文部科学省交渉をおこないました。文科省は初等中等教育局初等中等教育企画課教育公務員係男澤直孝専門職ら3名が対応しました。
 これまで、青年部常任委員会では「仕事はやりがいがあるが、ずっと仕事を続けていけるか不安」「子育ても仕事も楽しみたい」という声が青年教職員から多く出ていることから、ワークライフバランスの実現について議論を深めてきました。そのため、今回は青年教職員の超過勤務に焦点をあて交渉を進めました。交渉では、働く者の権利について知る機会が少ないこと、部活動の負担が大きいこと、持ち時間数が多く教材研究にかける時間がほとんどないことなど、常任委員が具体的な実態を語り、文科省へ勤務実態の把握と法制度の周知を強く求めました。また、採用前研修に関しても対応を求めました。文科省からは、教育委員会に対して、青年教職員の超過勤務が深刻だということは認識しており、法制度の周知や、勤務時間の管理・事務作業の効率化を今後も指導していくと回答がありました。
 今後、青年部ではワークライフバランスに関するアンケートを実施し、青年教職員の実態調査に努めていく予定です。

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