8月1日、2日の2日間にわたり、埼玉県さいたま市内で「2015全国寄宿舎学習交流集会in埼玉」が開催され、全国から270人を超える教職員が集いました。
集会の1日目の全体会は、久喜高校ギター部の見事な演奏で始まりました。20人以上の女子生徒のチームワークの良さと、演奏の素晴らしさに参加者は聞き入りました。記念講演は、彩の国子ども・若者ネットワーク代表理事の白鳥勲氏による「今を生きる子どもたちに共感と希望を」というタイトルのお話で、貧困の連鎖に巻き込まれてしまう子どもたちのために、行政の施策として予算措置を受け、、退職教員やボランティアなどが協力しながら学力保障にとりくんでいる実践を感動的に報告していただきました。
全体会の後は、①寄宿舎入門 ②労働条件について学ぼう ③どうなる?どうする?障害児教育 ④子どもの見方、とらえ方 ⑤表現力アップ!手話歌 ⑥レッツ!フラダンス、の6つの講座で学びました。
2日目は実践分科会が行われ、 ①子どもを主人公にした寄宿舎生活づくり ②思春期・青年期の子どもの心とからだについて考える ③寄宿舎の役割・あり方を考える ④子どもの貧困問題、保護者や学部との連携・共同 ⑤発達障害のある子どもの生活づくり、の5つでレポートを中心に討論を深めました。
今回の集会には、日本全国から18組織270名以上が参加しました。寄宿舎の統廃合が全国的に進められ、指導員の採用試験ストップが続いてきましたが、粘り強いたたかいの中で採用試験を再開させ、若い指導員が全国で多くなっていることを実感させる集会となりました。また、夜の交流会や分科会などでも、参加者から「戦争法案を何とかしなくては」という発言が多く聞かれました。