『クレスコ』

現場から教育を問う教育誌

クレスコ

〈2025年1月号 12月20日発行〉

【特集】障害のある人のいのちと尊厳―優勢思想をのりこえる

  • 全教共済
専門部

青年部総会を開催~子どもや職場の課題を語り合い、わたしもあなたも大事にする組合をつくっていきたい~

戦後の教育と「令和の日本型学校教育」問題点見えた

 青年部定期総会(オンライン)が5月22日に開催され、55名が参加しました。午前中は、議案の提案と、「令和の日本型学校教育」の問題点を全教中執の糀谷陽子さんを講師に学びました。「47年教育基本法の理念が、戦後どうゆがめられていったか、現在どのような変化を迎えようとしているのか、問題点が明確に分かった」などの感想が寄せられました。

大事にしたいことは何?全国の経験で学び合う

 午後は、分散交流・分散討論の中で、仲間づくりの悩みや困難さ、組合との出会いや活動を続ける思いも共有しました。

 討論の中では、深刻化する多忙化、つながりづらい状況の中でも、自分たちで「やりたい」と思う活動をつくっていく工夫が語られました。仲間づくりでは、3名の青年を分会に迎えた代議員から、「わたしもあなたも大事にする」分会青年部づくりの苦労、困難をどう乗り越えていったかなどの経験が語られました。新歓企画では、青年による実践交流や発表をメインに対面での企画が報告されました。また、子育て世代からは、家族ぐるみで参加できる体育授業実践や、男性の育休取得体験が語られました。「なぜこんな大変な子育てを一人ですることが前提になっていたのか。男性の育休取得を当たり前の社会にしたい」など子育て世代の大変さや豊かさを共有し、組合活動をどう持続可能にしていくか模索を共有しました。青年部交渉で「初任研で休暇等の権利を説明させる場をつくらせた」「統廃合を止めた」など各地で変化を起こしている奮闘が語られました。ウクライナ危機の中で「子どものハテナを一緒に考えていきたい」などの平和教育の実践も語られました。困難の中で自分たちが何を大事に組合活動にとりくむのか、全国の経験から学び合う一日となりました。

動画はコチラ↓↓ ◎青年部学習会:「令和の日本型学校教育」って何?学校はどうなる?どうする?

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